有給を取るとなぜか給料が減らされるのでカードローンが必須なのだ
富山県在住 S.Sさん(32歳)
ネット上に匿名で書き込んだ時に「そんなことあるのかよ、信じられない」って言われたことがあるのですが、同じように中小企業に努めている同僚たちからは「わかるわかる。あるよね、そういうの」というふうに同調してくれました。
何が話題になっていたかというと、有給休暇のことなんです。普通有給休暇というと、給料が出ることを前提とした休暇のことですが、中小企業や零細企業の中では、給料が減ってしまうということがあるんです。完全に違法だとは思うのですが、それでも多くの企業が行なっているのが現状です。
つまり休暇を取れば取るほど給料が減っていってしまうわけです。これでは休暇を取ろうにも取れないわけですから、困ったものです。ですから私達の会社では2つの方法で社員は対応しています。一つが休暇を全く取らないということです。長期休暇はゴールデンウィークと年末年始くらいになります。
もう一つがカードローンなどを使って、賄うことです。私はこちらなんですが、カードローンの審査をそのために通しておきました。いくら変な精度がある会社でもちゃんと給料を払う会社なら、カードローンの審査も問題はありません。
給料が減ってしまいますが、月曜日から金曜日まで休暇をとって、土曜日に出発する旅行などに出かけています。この時のお金をカードローンで利用して、いつものお金は減った給料のためにとっておくのです。そうすると、なんとか給料が減らされてもやって行けます。
大企業の友人に話をすると「そんなことあるわけない」といいますが、中小企業だとやっぱりまだまだこういうことも当たり前のようにありますね。悪いことなのですけども、結構業績もぎりぎりでやっているわけですし、あるていど私達社員が我慢しないといけないのかなぁと、半分諦めたりしています。